柔術の技にオモプラッタという技があります。
最初に見たときは誰もが驚き、すごい技だなと思いました。
でも今では誰もが使うスタンダードな技になっています。
むかし宮本武蔵という剣術使いがいました。鬼のような強さで、一度も負けたことがありません。でも、その技を使える人は後にも先にも宮本武蔵一人でした。
北辰一刀流を作った千葉周作という人がいました。この人もすごく強かったのですが、この人はいまの剣道の竹刀・面・胴・小手等の防具を発明しました。
それまでは驚くことに木刀で防具もなく稽古をしていました。そのためへたをすれば練習でありながら大ケガをする人までいました。
これでは全ての人が強くはなれません。強くなれる人は元々の素養を持ったごく一部の人だけです。
べつにこれは格闘技だけの話ではありません。
いつもGYM内で言うことですが、私を含めた殆どの人がシステムの中でしか強くなれません。
自分の仕事はなんなのかな?といつも考えます。
私が今までやってきたことにしても、これからやることにしても私しか出来ない特別なことだとは思いません。
やろうと思えば誰でも出来ることです。
私の仕事ははそれをスタンダード化して道をつくっていくことなのかなと思います。
